風邪症候群
- 2022年4月8日
- 病気のこと
風邪症候群
風邪は医学的には上気道炎ともよばれます。こどもは年に6-10回ほど風邪をひきます。風邪を起こすウイルスは200種類以上あります。疲れやストレス、アレルギーがあると風邪をひきやすくなります。風邪症状は2-14日続くと言われています。保育園・幼稚園などの集団生活を始めるとかかることが増えることが多いです。
・症状 のどの痛み、せき、発熱、声のかれ、鼻汁、くしゃみ、頭痛
食欲低下、倦怠感(だるさ、元気がない)
・検査 1週間近く症状が続く場合には検査が必要です。
・治療
安静と水分摂取が一番大切です。解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)も補助的に使います。食事は普段通りで構いません。38度を超えるようならお風呂は控えましょう。湯冷め、のぼせにも注意してください。市販薬や処方薬には予防効果・治癒効果・早く治す効果などはありません。大半がウイルスによるものなので抗生剤は無効です。1歳以上であれば就寝前にハチミツをとると咳嗽が和らぐと言われています。
ポイント
- 手洗い・うがいをしましょう
- マスクをつけましょう
- 抗生剤はウイルスには無効です。(二次感染や長引いた場合には考慮します。)
- 鼻汁はふき取るか市販の鼻吸い器でとると楽になります。
- アスピリンの内服は避けてください。
- 24時間発熱がなければ登園や外出を考えてください。
- 発熱が5日以上続く場合には小児科を受診してください。