髄膜炎菌ワクチン
- 2022年11月2日
- 予防接種
侵襲性髄膜炎菌感染症は世界で毎年30万人が発症し、3万人が死亡しています。
侵襲性髄膜炎菌感染症には髄膜炎、菌血症、敗血症、髄膜脳炎があります。髄膜炎の主な症状は高熱、頭痛、嘔気、羞明(まぶしがること)、項部硬直、点状出血、紫斑などです。重症例では発症から24時から48時間以内に病状が進行し、適切な治療を行っても侵襲性髄膜炎菌感染症全体で致死率は7-19%、菌血症の致命率は18-53%と報告されています。
髄膜炎菌は健常な人の鼻咽頭にも存在します。飛沫、分泌物により感染します。血清群によって13種類に分けられます。本邦では4価結合体ワクチンが接種できます。対象は2歳から55歳の流行地への渡航者で1回0.5mlを筋肉注射をします。
(海外渡航ワクチンです)