6-7か月健診|小伝馬町こどもクリニック|中央区小伝馬町にある小児科|土日診療

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6-7か月健診|小伝馬町こどもクリニック|中央区小伝馬町にある小児科|土日診療

6-7か月健診

ポイント

母体からの移行免疫がなくなることで感染症にかかりやすくなります。
保育園などの集団生活も始まると更に感染症にかかることが多くなります。

 

発達

寝返りをします。座位をとれるようになります。手から手へ物を持ち替えることができます。物をつかむことができるようになります。視覚がより発達します。口の感覚で確かめたがるので物をなめたり、口に入れようとします。母音を長く発するようになります。自分の名前を意識します。人見知りが始まります。6-8時間まとめて寝れるようになります。音の出るおもちゃを喜びます。

 

診察

大泉門:腫脹、陥没、閉鎖、開大がないかどうか確認します。

眼球運動(目の動き):顔を近づけて追視(追いかけること)があるか確認します。

眼のRed reflex:ペンライトを当てて瞳孔異常がないかを確認します。

眼位の異常:ペンライトを当てて、正中位がずれていないか確認します。

(当院ではスポットビジョンスクリーナーを用いてより高度な眼検査をします。)

口腔内:歯牙萌出を確認します。

心雑音の有無

腹部腫瘤の有無

股関節開排制限:脚長差、大腿の皺の左右差を確認します。

鼠径部膨隆の有無

精巣触知:停留精巣や移動精巣の有無を確認します。

陰部(陰唇癒合):尿道口、膣口を確認します。比較的多く認めるのが陰唇癒合です。

引き起こし反射:筋力、筋緊張や姿勢を確認します。

座位は少なくとも手をついて少しの時間保つことができます。

運動の対称性

皮膚の状態:乾燥、湿疹、血管腫、母斑、蒙古斑などを確認します。

Dimpleの有無:尾てい骨近くにくぼみがあるかどうか確認します。認めれば稽留脊髄、二分脊椎のリスクが高くなります。

タオル掛けテスト:左右両方でとれることが大切です。知的発達のテストです。

 

家庭

育児は楽しく、充実したものですが、やはり大変です。保護者の時間も大切にしてください。
上述の通り、長い時間の睡眠ができるようになります。うとうとしているときに寝かせ、赤ちゃん自身で眠れるようにしていきましょう。離乳食はこれまでの哺乳による栄養から食事による栄養への移行期です。食べることに慣れることが大切です。思うように進まないことにフラストレーションを感じる必要はありません。食材を増やすときは1種類ずつ、食事量はあらかじめ決めておき、食べきれなくても終了する。味や、色彩、感触などを伝えながらコミュニケーションの場ととらえてください。

 

今後

歯牙萌出(歯が生える)が通常5-9か月で起こります。歯磨き重要です。1日2回は歯磨きをしましょう。大人と食器を共有しないことが大切です。また、哺乳瓶を加えたまま寝かせないようにしましょう。

 

安全

チャイルドシートを必ず使用してください。後部座席で使用し、1歳・10㎏になるまでは後ろ向きで使用してください。また、自宅では歩行器は使用しないようにしてください。家事などで目を離すときはベビーベッド、ベビーサークルに入れてください。ベビーベッドの柵は必ず上げましょう。ストーブ、ヒーター、炊飯器、電気ケトルなどには近づけないようにしましょう。物を口に入れることが好きなので小さな物(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)を周囲に置かないようにしましょう。

発達が気になる方は是非ご相談ください。

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