A型肝炎ワクチン
- 2022年11月4日
- 予防接種
A型肝炎ウイルスに感染すると急性肝炎を発症します。感染経路は糞口感染で、汚染された食物や水を摂取することで感染します。小児の場合は約90%が不顕性感染です。
症状は38度以上の発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、腹痛、下痢、黄疸、食欲低下、肝腫大、褐色尿、白色便などです。治癒するまでに1-2か月かかります。劇症肝炎や急性腎不全を起こすことがあります。致命率は0.1%です。発展途上国での感染が有名ですが、2014年の報告では80%が国内発症と推定されています。
ワクチンは主に流行地への旅行、赴任、留学の前に推奨されています。魚介類生産者、調理従事者、医療従事者にも有効とされています。スケジュールは1回0.5mlを2-4週間隔で2回、初回接種後24週後に1回追加接種します。WHOは1歳以上を推奨しています。
(海外渡航ワクチンです)