BCGは結核のワクチンです。結核は空気感染します。感染して数年から数十年潜伏して発病することもあります。治療をしても治療には半年以上かかります。高齢者が6割近くを占めますが小児結核も50名ほど報告されています(2014年)。結核で1955名が亡くなっています(2015年)。世界では毎年900万人の患者が発生し、150万人がなくなっています。
ワクチンは10年以上効果が持続するため、乳幼児の重症結核の予防に大切です。標準的には5か月から8か月で接種します。
BCG接種後数日で赤みや膿形成がひどくなると「コッホ現象」という、すでに結核に罹患しているサインとなります。